教えてくれたのは
日本盛　社長室　広報グループ
徳永貴大 さん
健康を考えた機能性清酒のパイオニアとして、様々な商品開発に取り組む日本盛。その広報を務め、日本酒の良さを広めようと奮闘中。

含まれる栄養素はなんと700種以上!

日本酒は米を発酵させて造る醸造酒。アルコール分だけを抽出する蒸留酒に対して、醸造酒は原料や発酵中に生まれる成分が残るので、栄養が豊富です。栄養成分は700種以上とも言われ、そのうち約100種は効用が確認されています。炭水化物やアミノ酸、カリウムをはじめ、ビタミンB1などのビタミン類も多く含みます。

日本酒による3つのテラピー※効果 ※心理療法・物理療法。

• 1. カラダにテラピー
  適量の飲酒は血中の善玉コレステロールを増やし、心筋梗塞（こうそく）の予防に効果を発揮するなど生活習慣病予防や肩こり、冷え性防止などに役立つことが様々な研究で証明されています。
• 2. ココロにテラピー
  ほろ酔いになれば心身の緊張がほぐれ、ストレスが和らぐという効果があります。
• 3. キレイにテラピー
  日本酒の発酵の過程で生まれる米糀（こうじ）にはビタミンやミネラルなど肌の生まれ変わりに必要な成分がたっぷり含まれています。

適量を守って週2日は休肝日を

適量は人にもよりますが、1日1～2合と言われ、週2日は休肝日を設けるのが理想的です。また、お酒を飲む合間に水（和らぎ水）を飲むと、口がさっぱりし、次に口にするお酒や料理の味がより鮮明になり、さらに深酔い防止にもなります。

飲む点滴・甘酒にも注目を！

甘酒はコウジ酸にアミノ酸、ブドウ糖、ビタミンB群や葉酸、食物繊維を多く含み、美肌や便秘解消、ダイエットに効果的と言われています。酒粕から作るものと米糀から作るものがあり、米糀の甘酒はノンアルコールなので妊婦の方やお子さまも安心して飲めます。

阪急・阪神沿線　オススメ日本酒スポット

ビギナーから日本酒通まで誰もが楽しめる、日本酒や関連商品を豊富にそろえる施設やお店をご紹介。 お気に入りの一杯を見つけに出かけよう。

飲んで買って体験して…日本酒文化の魅力を体感
【酒蔵通（さかぐらどお）り煉瓦館（れんがかん）】

日本盛本社横にて平成12（2000）年にオープン。煉瓦造りのモダンな建物の中には、日本酒の試飲コーナーに販売コーナー、和食レストラン、ガラス工房と盛りだくさん。館内では、搾りたての原酒や限定酒を含む、日本盛の様々な日本酒が無料で試飲できるほか、甘酒や日本酒を使った和洋菓子、おつまみ、酒器、化粧品などの買い物も楽しめる。2階では酒造りの工程がパネルで解説されているので、ぜひチェックして。

「日本盛の甘酒」350ml 432円
米糀で作られた、アルコール0％、砂糖不使用の甘酒。さらっとのど越しが良く、自然な甘みが口に広がる。生姜入りも好評で、箱買いする人も多いらしい。

日本酒の風味を楽しめる和洋菓子
【甘辛（あまから）の関寿庵（せきじゅあん）】

大関が運営し、酒造りの際に出る酒粕などの副産物を使ったお菓子を中心に販売。五合枡（ます）の形をした手焼きの「酒カステラ」1,728円には、大吟醸酒の原酒を煮詰めたシロップを使用。お酒の香りが豊かで、しっとりふわふわな食感が楽しめる。そのほか、しぼりたて原酒の試飲（1杯100円）やお酒を使った化粧品の取り扱いも。

「酒カステラ」は奥の喫茶コーナーでコーヒーと一緒にいただける。※写真はイメージ。

蔵元直送だから味わえる希少な日本酒も多数あり
【酒肴啐啄（しゅこうそったく） 酒糀家（さかや）】

店主が全国の酒蔵を巡り、吟味した80種類もの日本酒を提供。マイナス5度の冷蔵庫で保管し、飲み頃を見極めた最良の状態でいただける。京都・祇園の料亭で経験を積んだ料理人が作る、化学調味料を一切使わない旬の料理にも注目を。

青森・鳩正宗「八甲田おろし」380円
青森県卓越技能者に認定されている佐藤企杜氏（とうじ）が醸す吟醸生酒。関西では流通の少ない十和田生まれの、しっかりと味わえる一献。
「天然鮮魚お造り盛り合わせ」1人前 1,490円～
※写真は2人前。
魚介は全て天然物。毎朝市場で仕入れているので鮮度も抜群!

本格的な料理と旬のお酒が魅力の大人の隠れ家
【ぽんしゅや 三徳六味（さんとくろくみ）】

古い長屋をリノベーションした、高い天井がスタイリッシュな立ち飲みバー。割烹出身の料理長が作る趣向を凝らした料理と共に、30種類以上の旬の日本酒が均一価格で気軽に味わえる。秋はひやおろし、11月半ばからは新酒も続々登場。

山形・奥羽自慢「奥羽自慢 純米大吟醸 秋あがり」150ml 1,026円
通常一夏のところを二夏（600日前後）熟成させた秋あがり（ひやおろし）。口当たりの良い上品な味わいで、後味の余韻を長く楽しめる。
「やきみそ」410円
白みそに桜エビやネギなどを加えて焼いた、同店一番人気の品。

日本酒ビギナーから通まで誰もが楽しめる店
【益（ます）や酒店（さけてん）】

生酒から古酒まで、様々な味わいの日本酒を取りそろえた、女性店主が営むお店。壁には一升瓶が飾られ、味の特徴や飲み方も書かれているので初心者も安心。店内には気軽に飲める立ち飲みスペースのほか、カウンター席やテーブル席もあり。

京都・松井酒造「神蔵（かぐら）純米大吟醸」486円
松尾大社で開催される「酒-1グランプリ」で今年グランプリを獲得した生酒。フルーティーな香りで飲みやすい。
「炙り盛り合わせ」756円
鮭を乾燥させた鮭とば、エイヒレ、ホタルイカの干物3種を網で炙りながらいただこう。

日本酒との一期一会の出合いを楽しもう
【さけとも まるひげ】

ひげがトレードマークの店主が全国から選ぶ日本酒は定番の銘柄がなく、どんどん入れ替えるので行くたびに新しいお酒に出合える。鹿児島県から直送される、歯応えとコクが魅力の「さつま知覧どり」を使った料理も日本酒と好相性。

「日本酒のみくらべ3種セット」880円+税
3種の銘柄はなんとくじ引きで決定！当たりくじは、好きなお酒が自由に選べる。運だめしも兼ねてトライしてみて。
「さつま知覧どりのたたき2種盛り」680円+税
長期飼育されたうまみの強い鶏の胸肉ともも肉をポン酢でさっぱりと。

素材の良さを生かした希少な地酒がたくさん
【KINOSHITA（キノシタ）】

素材から自然栽培したワインや地酒、焼酎に、米や無添加食品まで、広く取りそろえる。日本酒は、酒米作りからこだわって丁寧に醸造されたお酒を酒蔵から直接仕入れており、北摂エリアでは同店のみ販売が許されている商品も多数。今年3月には吹田市産の米を使ったオリジナルの日本酒「吹田のゾウ」を発売し、好評を博した。

「純米大吟醸 吹田のゾウ」 720ml 1,728円
秋頃からオリジナル日本酒第二弾として「特別純米酒 吹田の小ゾウ」720ml1,674円が登場

同じものが二つとない酒器をみつけに
【巷談舎（こうだんしゃ）】

全国各地の作家が作る、陶器や磁器、ガラス工芸品、漆器を扱う工芸品専門店で、今年創業30年を迎える。特にぐいのみやとっくりなどの酒器が豊富なのは、店主が無類の日本酒好きだから。器が変わればお酒の口当たりも変わるという。毎年1月には、約600点もの酒器が並ぶ展示会を開催するので、焼き物・日本酒ファンならぜひ一度足を運んでみて。

作品は店主が作家のもとへ通い、買い付けてきたものがほとんど

Well TOKK vol.7 2017年10月2日発行時の情報です。

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