オランダ発・日本初上陸の妊活グッズとは?フェムテック市場をリードするfermataさんに聞いてみた③

妊娠に関する悩みを抱えるカップルが多い現代社会。そんな中、妊娠を望む人たちのモヤモヤを解消するべく、新たな“妊活グッズ”がオランダからやってきた。

販売を行うのは、日本のフェムテック業界をリードする企業・fermata(フェルマータ)だ。女性特有の健康課題をテクノロジーで解決する“フェムテック”は、妊活にどのような変化を及ぼすのだろうか?その商品の概要や目指すゴールについて、fermataの共同創業者でCCOである中村寛子さんに話を聞いた。

精液の流出を低減する日本初の“妊活グッズ”

――今回新たに登場した妊活グッズとは、どのようなものなのでしょう?

妊活の初期段階から気軽に使用できる『ファーティリリー カップ』という医療機器です。具体的には、性交渉後の精液流出を低減するために、性交渉の直後に膣内に挿入して使います。素材には医療用シリコーンが使用されていますので、安心してお使いいただけます。

――どのような方を対象にした製品なのですか?

これから妊娠を考えている方を含む、すべての妊活中の方にご使用いただきたいと考えています。これまでも婦人用体温計や排卵日検査薬など、妊娠の可能性の高い性交渉のタイミングを知る手助けになるアイテムはありましたが、『ファーティリリー カップ』は実際の性交渉後に使用するもの。このような妊活グッズは、これまで日本には存在していなかったんです。

――たしかに、一言で「妊活」といっても、通院以外にとれる手段はあまり知られていない印象です。

fermataのお客様や私たちの友人などから、精液の流出を防ぐために性交渉後にしばらくトイレやシャワーに行かない、などインターネットや書籍などで入手した情報を元に、各自工夫をしているという話を耳にする機会が多いのですが、そうした小さなモヤモヤはいずれ大きなストレスになります。『ファーティリリーカップ』を膣内に挿入すれば、性交渉後にすぐに立ってシャワーを浴びたりトイレに行くことも可能です。fermataではファーティリリーカップに限らず、こうした選択肢を一つずつ増やしていくことで、女性が抱えるモヤモヤを少しでも軽くしていきたいと考えているんです。

取扱商品の選定基準は「共感できるストーリーがあるかどうか」

――どうして『ファーティリリー カップ』を輸入・販売しようと思ったのですか?

まず、これまで日本に類似品が存在していなかったので、妊活を考えるカップルの新たな選択肢になりうると考えました。それからもう一つは、開発時のストーリーに共感したからです。『ファーティリリー カップ』を開発したのはオランダの起業家なのですが、自身も長年パートナーとの妊活に悩んでいたそうなんです。排卵検査や食事、ライフスタイルの変更、鍼治療からヨガに至るまで、様々な方法を試した結果、2人は心身に大きなストレスを抱えてしまった。その経験から、妊娠を望むカップルを早い段階でサポートできるアイテムを開発しようと思い立ち、ヨーロッパの出産専門医とともに開発したのがこの製品です。欧米ではすでに10万個以上売れているそうで、日本でも、同様の悩みを抱える方々の力になれる製品だと確信しました。

――国内外のフェムテック製品を取り扱うfermataのECショップでは、妊活のみならず多数のアイテムが販売されています。どういった基準で取り扱いを決めているのですか?

やはり創業者やプロダクトの開発者がどのような思いや経験からそのアイテムを製造するに至ったのか開発時のストーリーは大切だと思っています。というのも私たちは、「女性みんなの悩みを解決」とざっくりくくるのではなく、まず「自分がどんな悩み・モヤモヤを抱えているのか」気づくことが大事だと考えているんです。そういった意味で、開発時のストーリーには大きなヒントがあるはず。それから、私たちfermataのメンバーは、必ず事前に自分たちで製品を使用し「これは良い」と確信したものだけを取り入れています。フェムテック市場はこれからさらに大きくなっていくと思いますが、その中でも皆さんに安心して使っていただくためには、窓口である私たちがきちんと良質なものを選定することが重要です。そこはこれからも変わらずこだわっていきたいですね。

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