【教えて!沿線のお医者さん!】口の中が渇く「ドライマウス」って何?対処法は?(神戸大学医学部附属病院+阪神電車)
※この記事は、阪神電車の沿線情報紙「ホッと!HANSHIN」2026年7月号に掲載された情報であり、掲載時点の情報となります。また、駅名表記について、記事に特段記載がない限り、阪神電車の駅となります。
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<教えてくれた先生はコチラ>

神戸大学医学部附属病院 歯科口腔外科
講師 木本 明先生
顎変形症(がくへんけいしょう)など、口腔外科領域の診療・手術に多く携わる。さらに、自己免疫疾患や放射線治療後に起こる口腔乾燥症の研究にも携わっている。
『口の乾きは年齢や生活習慣でも起こりますが、食事や会話に支障がある場合は原因を調べることが大切です。受診先に迷ったら、まずは歯科で相談してください。必要に応じて専門の診療科へつなぎます。』
<神戸大学医学部附属病院>
■アクセス:高速神戸駅▶徒歩約15分
https://www.hosp.kobe-u.ac.jp/
ドライマウスによる症状は様々。つらければ受診を!
唾液の分泌が低下するなどして、口腔内の乾燥が続く状態をドライマウス<口腔乾燥症>といいます。唾液には、食物を飲み込みやすくする、汚れを洗い流す、細菌の増殖を抑えるなどの働きがありますが、唾液が減ると、口腔内の乾燥や粘つきを感じるほか、喉が渇く、飲み込みにくい、味がわかりにくい、話しにくい、むせるなどの症状が現れることも。虫歯や歯周病、口臭、口腔内の炎症につながることもあるので、生活に影響があるなら、放置せずにまずは歯科やかかりつけ医に相談するようにしてください。

原因を調べることで、適切な治療につながります。
歯科では、口腔内の状態や唾液量を調べ、人工唾液や保湿ジェルなどで症状を和らげる治療を中心に行います。ドライマウスの原因は、シェーグレン症候群などの自己免疫疾患、放射線治療や薬剤の副作用、口が閉じにくい骨格、糖尿病などの全身疾患、ストレス、加齢など多岐にわたります。また、ドライマウスが原因だと思っていた口臭や飲み込みにくさは、実は歯周病や鼻・喉の病気など、別の原因が隠れている可能性も。そのため、原因に応じて口腔外科や内科、耳鼻咽喉科などと連携して治療にあたることもあります。口が乾くと感じても、検査では唾液量に大きな問題がない場合もありますので、症状が続くようなら自己判断せずに気軽に相談してください。
Q 自分でできる対処法は?
ドライマウスの症状が気になるとき、自分でできる対処法や予防法はありますか?市販で購入できるケア用品も教えてください。
A
まずはこまめな水分補給を心掛けましょう。ガムも唾液の分泌を促すのでオススメです。市販品では、口腔保湿ジェルやスプレーなどがあり、大学病院の薬局や歯科医院などで扱っていることもあります。
Q 寝起きの口臭が気になる
寝起きの口が臭いと言われます。これはドライマウスが原因でしょうか?治療したほうがいいですか?
A
寝ている間は唾液の分泌が減るため、起きたときに口臭が強くなるのは多くの人にみられます。歯みがきや食事、水分補給でおさまるなら心配いりません。日中も口臭や口の乾きが続く場合は歯科やかかりつけ医に相談を。
◆ドライマウスの主な症状
□ 飲み込みにくい、むせやすい
□ 食事の味がわかりにくい
□ 口が乾き、水分補給が頻繁
□ 口臭を指摘される
※症状が続くようなら受診をオススメします。
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