寒い冬は、銭湯めぐりにぴったりの季節。今回は、阪急阪神沿線で半世紀を超えて愛されている老舗の銭湯をご紹介。レトロでノスタルジックな雰囲気は、あまり馴染みがない人にとっても新鮮に感じられるはず。体の芯まで温まった後は、街歩きを楽しみながら近くのお店に立ち寄って、ほっこりとしたひと時を過ごしてみては。
約400年もの歴史を持つ錦市場と共に発展してきた、阪急烏丸駅の北東エリア。京の台所としてにぎわう錦市場は、全長約390メートルの細い通りの両側に、京野菜や京漬物・豆腐・鮮魚・菓子など約120店が軒を連ねる。
昔から能勢街道と西国街道が交差する地として栄えた阪急石橋阪大前駅周辺は、現在も多くの人が行き交う活気あるエリア。駅前には3つの通りにわたって商店街が広がり、多種多様なお店が数多く並ぶ。
六甲山系の山々を望む阪急六甲駅から、六甲本通商店街を通って南東方面の海側に向かう阪神石屋川駅付近は、日本有数の酒どころ・灘五郷の一角を担うエリア。このあたりは、銭湯が多いことでも知られ、地元の人や六甲山帰りのハイカーのほか、遠くから足を運ぶ銭湯ファンもいるのだとか。
阪神杭瀬駅の北側には、6つの商店街と3つの市場があり、下町情緒あふれる街並みが残る。周辺には工場が多く、銭湯が発展。昭和の面影が残るノスタルジックな雰囲気の街を、商店街の隠れた名店や銭湯と共に楽しもう。
「Well TOKK」医療情報監修:関西健康・医療創生会議
Well TOKK vol.20 2021年1月12日発行時の情報です。