Well TOKK 2020 Autumn

健康おでかけ特集 知って楽しむ 歴史の足跡めぐり

暑さが和らぎ、秋が深まっていくこの時期。季節の移ろいを、時の流れに重ねるように、阪急阪神沿線の歴史スポットへ足を運んでみよう。今回は、各スポットの特におすすめの撮影ポイントや、スマートフォンで上手に写真を撮るテクニックをご紹介。
ぜひ参考にして、お気に入りの1枚を撮影して。

スマートフォンで上手に撮影するテクニック
古墳
  • 阪急京都線
恵解山いげのやま古墳公園

全国的にも珍しくて貴重!多量の鉄製武器が出土した前方後円墳

2014年に整備され、公園としてオープン。リアリティーを追求した約650点の埴輪を並べ、斜面の一部には葺石(ふきいし)を敷き詰めるなど、古墳が造られた5世紀前半頃の姿を復元。鉄製の剣や刀など約700点もの武器が多く出土したことと、その規模や構造などから、桂川右岸の乙訓地域を支配していた首長の墓と考えられている。古墳は国指定史跡で、出土品は京都府指定有形文化財に指定されている。

古墳を囲む周濠(しゅうごう)は、芝生広場として整備。南西から後円部の墳丘全体が入るように撮影すると、スケール感のある1枚に。手前の芝生と空をバランスよく入れるのがポイント。

▲古墳を囲む周濠(しゅうごう)は、芝生広場として整備。南西から後円部の墳丘全体が入るように撮影すると、スケール感のある1枚に。手前の芝生と空をバランスよく入れるのがポイント。

整然と並ぶ円筒形の埴輪の中でひと際目を引くのが、貴人に差し掛ける日傘をかたどった「蓋形(きぬがさがた)埴輪」。傘の上部の羽のような飾りが印象的。

▲整然と並ぶ円筒形の埴輪の中でひと際目を引くのが、貴人に差し掛ける日傘をかたどった「蓋形(きぬがさがた)埴輪」。傘の上部の羽のような飾りが印象的。

桂川右岸の標高約16メートルの台地の縁に造られた、乙訓地域最大の前方後円墳。3段になった古墳の全長は約128メートルで、周囲の濠(ほり)を含めると約180メートルに達する。

▲桂川右岸の標高約16メートルの台地の縁に造られた、乙訓地域最大の前方後円墳。3段になった古墳の全長は約128メートルで、周囲の濠(ほり)を含めると約180メートルに達する。

入園自由
☎ 075・954・3557(長岡京市教育委員会生涯学習課/12月29日〜1月3日は休)
阪急西山天王山駅下車 徒歩約15分
詳しくはホームページへ ≫
  • 阪急京都線
いましろ 大王だいおうもり今城塚いましろづか古墳公園)

埴輪の数も桁違い!大王墓を散策できる日本唯一の古墳公園

淀川流域最大級の前方後円墳を中心に整備された、阪神甲子園球場約2つ分の緑豊かな公園。今城塚古墳は学術的には聖徳太子の曾祖父にあたる継体天皇の墓とされ、大王墓を自由に歩き回れるのは国内でここだけ。内堤には約6,000点の円筒埴輪、埴輪祭祀場には家・馬・力士など、200点以上の埴輪がずらりと並ぶ。これら実物大の復元埴輪に触れることができるのも、この公園ならでは。希少な遺跡でありながら、歴史を身近に感じることができる。

大王のハニワ祭を再現した「埴輪祭祀場」。埴輪と一緒に撮影すれば、タイムスリップしたようなユニークな写真に。

▲大王のハニワ祭を再現した「埴輪祭祀場」。埴輪と一緒に撮影すれば、タイムスリップしたようなユニークな写真に。

史跡公園の中央にある墳丘は、うっそうと木々が生い茂り、まるで森のよう。

▲史跡公園の中央にある墳丘は、うっそうと木々が生い茂り、まるで森のよう。

6世紀前半に造られた今城塚古墳は、墳丘だけで全長181メートル、周囲の二重の濠を合わせると総長約350メートルもの規模を誇る。

▲6世紀前半に造られた今城塚古墳は、墳丘だけで全長181メートル、周囲の二重の濠を合わせると総長約350メートルもの規模を誇る。

埴輪

入園自由
☎072・682・0820(高槻市立今城塚古代歴史館/10:00〜17:00、月曜休〈祝日の場合は開館、翌平日休。12月28日〜1月3日は休〉)
阪急富田駅下車 徒歩約30分、または阪急富田駅下車 徒歩約6分のJR富田駅停より市バスのりかえ今城塚古墳前停下車 徒歩約4分 詳しくはホームページへ ≫
城・城跡
  • 阪急宝塚線
池田城跡公園

歴史と文化の香り漂う、美しい日本庭園のある公園

室町から戦国時代にかけて、池田市域一帯を支配していた豪族・池田氏の居城跡地を公園として整備。五月山を背に回遊式の日本庭園から望む、やぐら台が美しく空に映える。園内には、大手門や瓦葺きの茶室、井戸跡や礎石跡などの遺構を復元。歴史のエッセンスを感じながら、静かなひと時を過ごしてみては。

手前に日本庭園と池、遠景にやぐら台(展望休憩舎)を入れてパチリ。建物から離れて撮ることで、奥行きのある写真に。

▲手前に日本庭園と池、遠景にやぐら台(展望休憩舎)を入れてパチリ。建物から離れて撮ることで、奥行きのある写真に。

やぐら台からは、市街地を一望できる。池田氏の栄華を偲びつつ、眺望を楽しもう。

▲やぐら台からは、市街地を一望できる。池田氏の栄華を偲びつつ、眺望を楽しもう。

公園への入り口の一つ東門(大手門)。木橋を渡って門をくぐれば、眼前に日本庭園が広がる。

▲公園への入り口の一つ東門(大手門)。木橋を渡って門をくぐれば、眼前に日本庭園が広がる。

入園無料/9:00~17:00(10月は~19:00)/火曜休(祝日の場合は開園、翌日休。12月29日〜1月1日は休)
☎ 072・753・2767
阪急池田駅下車 徒歩約15分
詳しくはホームページへ ≫
  • 阪急京都線
元離宮もとりきゅう二条城

約400年の時を超えて歴史を伝える、日本が誇る世界遺産

1603年に江戸幕府の初代将軍・徳川家康が、京都御所の守護と上洛の際の宿泊所として築城。3代将軍家光が後水尾天皇の行幸に伴い大改修し、「二の丸御殿」や唐門などが加えられた。中でも、池に滝や岩石を配した「二の丸庭園」の美しさは格別で、国の特別名勝に指定されている。「二の丸御殿」の大広間は、最後の将軍となった15代将軍慶喜が、大政奉還の意思を表明したことで知られる。

江戸時代初期の書院造を知る重要な遺構でもある「二の丸御殿」。国内の城郭に残る唯一の御殿群として国宝に指定されている。

▲江戸時代初期の書院造を知る重要な遺構でもある「二の丸御殿」。国内の城郭に残る唯一の御殿群として国宝に指定されている。

二の丸御殿の北にある、和洋折衷の庭園「清流園」。池の向こうには、豪商・角倉了以の旧屋敷から移築した「香雲亭」があり、撮影スポットとしておすすめ。二の丸御殿の北にある、和洋折衷の庭園「清流園」。池の向こうには、豪商・角倉了以の旧屋敷から移築した「香雲亭」があり、撮影スポットとしておすすめ。

▲二の丸御殿の北にある、和洋折衷の庭園「清流園」。池の向こうには、豪商・角倉了以の旧屋敷から移築した「香雲亭」があり、撮影スポットとしておすすめ。

二の丸御殿に残る約3,600面の障壁画の中で最も有名な、大広間四の間障壁画「松鷹図」。

▲二の丸御殿に残る約3,600面の障壁画の中で最も有名な、大広間四の間障壁画「松鷹図」。

大人1,030円、中高生350円、小学生200円(二の丸御殿観覧料含む)/8:45~17:00(二の丸御殿は〜16:10。入城は〜16:00)/12月29~31日は休(二の丸御殿は12月の火曜と26~28日、1月1〜3日は休)
☎ 075・841・0096
阪急大宮駅下車 徒歩約17分
詳しくはホームページへ ≫

次ページを見る >

Well TOKK vol.19 2020年10月2日発行時の情報です。

※掲載施設の営業時間や定休日、イベント情報などは、予告なく変更される場合がありますので、ご了承ください。

※記載の価格には、消費税が含まれています。

Well TOKK 2020 Autumn