タイムスリップ気分を味わえる古き良き京都のお風呂屋さん
錦市場のすぐ近くにある、昭和2(1927)年創業の銭湯。籐筵(とうむしろ)が敷かれた脱衣所には、木製のロッカーが並び、天然の素材で編んだ柳行李(やなぎごうり)と呼ばれるカゴや格子状の天井など、随所に京都の銭湯らしさが見られる。お湯は井戸水を使用した肌当たりの優しい軟水で、肌がつっぱりにくいのだそう。音楽ライブや落語会、その他ユニークなイベントも行われる。

どっしりとした風格をたたえる、京町家風の趣のある外観。昔から錦市場で働く人たちも疲れを癒やしに訪れる。

タイルの色合いやデザインがレトロな雰囲気を醸し出す浴室。反響を利用して、音楽ライブを開催したこともあるのだとか。

京都の銭湯で、昔から脱衣カゴとして使われてきた柳行李。年季の入った柳行李に書かれているのは、店名や個人名。