【教えて!沿線のお医者さん!】妊娠中に気をつけるべき感染症を教えて!(千船病院+阪神電車)

※この記事は、阪神電車の沿線情報紙「ホッと!HANSHIN」2026年3月号に掲載された情報であり、掲載時点の情報となります。また、駅名表記について、記事に特段記載がない限り、阪神電車の駅となります。

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<教えてくれた先生はコチラ>

千船病院 産婦人科
医員 苔原 つばさ先生
妊娠・出産に関わる診療を中心に、妊娠中の感染症や合併症の管理まで幅広く担当。母体と胎児の両方の安全を考えた診療を行う。婦人科疾患や月経痛などの相談・治療も行う。

『妊娠を考えている段階で、風疹やりんご病などの抗体検査を自費で受けることができます。心配な方は、産婦人科、内科、不妊クリニックなどで相談してみてください。』

<千船病院>
■アクセス:阪神なんば線福駅▶徒歩約1分
https://www.chibune-hsp.jp/


過度な心配はいりませんが、注意が必要な感染症はあります。

妊娠中は免疫力が低下するため、感染症にかかりやすくなりますが、妊婦が感染したからといって、必ず胎児にも感染するわけではありません。また、胎児に感染した場合でも、発症しないこともあるため、過度の心配は無用です。ただ、「風疹」「トキソプラズマ症」「ヒトパルボウイルスB19感染症」「溶連菌感染症」など、胎児へのリスクが少し高かったり、妊婦が重症化しやすかったりする感染症があるので注意が必要です。

一般的な感染対策とワクチン接種で予防できます。

風疹は、胎児が目や耳、心臓の疾患を起こすリスクがあり、トキソプラズマ症は、生肉や土、野良猫などから感染し、胎児が目の疾患などを発症することがあります。ヒトパルボウイルスB19感染症は、いわゆる「りんご病」で、胎児が貧血を起こす危険も。また、溶連菌感染症は、のどの痛みや発熱が主な症状で、咳や関節痛がほとんど現れない点が風邪との違いです。子どもがかかりやすい病気ですが、妊婦が感染すると重症化することがあるので注意しましょう。いずれも基本的な感染対策が大切。風疹はワクチン接種で防げますが、妊娠中は接種できないため、妊娠を考えている女性とパートナーは事前に接種しておくと安心です。

Q 妊娠中にインフルエンザやコロナに感染したら?

インフルエンザやコロナウイルスに感染した場合、胎児に影響はありますか。薬の服用やワクチン接種は問題ないですか?
 A  
インフルエンザやコロナウイルスに感染しても胎児に影響が及ぶことはほとんどありません。症状を和らげる薬の服用やワクチン接種も可能です。ただし薬を服用する場合は、妊娠中に注意が必要なものもあるため、医師か薬剤師に相談してください。

 

 

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