【教えて!沿線のお医者さん!】運動中に膝が痛くなった!これって「ジャンパー膝」?(明和病院+阪神電車)

※この記事は、阪神電車の沿線情報紙「ホッと!HANSHIN」2026年1月号に掲載された情報であり、掲載時点の情報となります。また、駅名表記について、記事に特段記載がない限り、阪神電車の駅となります。

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<教えてくれた先生はコチラ>

明和病院 整形外科 スポーツ整形担当
主任部長 山口 基先生
膝のスポーツ障害を中心に診療を行う。半月板損傷、靭帯損傷、軟骨損傷など、スポーツ競技で膝を痛めた若い世代の治療や、中高年の変形性関節症などの治療に長年携わり、ジャンパー膝の診療経験も豊富。
『ジャンパー膝に似た症状でも、実は疲労骨折など別のケガだった…ということがあります。痛みが続くときは、病院できちんと検査を受けて原因を見極めることが大切です。』

<明和病院>
■アクセス:鳴尾・武庫川女子大前駅▶徒歩約5分
https://www.meiwa-hospital.com/


ジャンプして膝のお皿のすぐ下が痛むならジャンパー膝かも?

膝のお皿(膝蓋骨(しつがいこつ))のすぐ下にある膝蓋腱(しつがいけん)(太腿とすねの骨をつなぐ組織)が傷つき、痛みが生じるのがジャンパー膝(膝蓋腱症)です。バレーボールやバスケットボールなど、ジャンプやダッシュの動作が多い競技では、頻繁に太腿(ふともも)の前の筋肉が縮むので、そのたびに膝蓋骨が上に引き上げられることで、膝蓋腱が強く引っ張られます。そのときの小さな傷が蓄積し、痛みにつながると考えられています。日常生活には支障がなくても、着地した瞬間や踏ん張ったときには痛みがはっきりと出ます。お皿のすぐ下を押したときや、うつ伏せで膝を大きく曲げたときに強く痛むのも特徴ですが、レントゲンでは異常が見つからないことがあるため、MRIや超音波検査で確認します。

休めば治まるが再発しやすく、運動療法やストレッチが効果的

ジャンパー膝は、初期が過ぎると、湿布薬や鎮痛薬では改善しにくいことが多いため、主な原因である「膝の使い過ぎ」と「身体の硬さ」へのアプローチが必要です。特に成長期は筋肉が硬くなりやすいため、太腿の前と裏のストレッチを行い、柔軟性を保つことが予防につながります。痛みが続く場合には、足を傾斜した板にのせて行う「デクラインスクワット」などの運動療法を、専門の理学療法士やトレーナーの指導のもとで取り組むと効果的です。

Q 市販のサポーターは効果がありますか?

市販されているジャンパー膝用のサポーターを運動中につけるとジャンパー膝の改善につながるでしょうか。オススメのものがあれば教えてください。
 A  
ジャンパー膝用のサポーターはお皿のすぐ下を押さえるタイプのもので、お皿の角度をわずかに変えて膝蓋腱にかかる負担を減らし、痛みの軽減や予防につながることがあります。なかでも、お皿全体を包むタイプのものがよりオススメです。

 

 

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