【堺サンドイッチキャンパス】学びの場「男・本気のパン教室」第5回を開催!
2021年7月28日(水)、得意を増やし、家族も喜び、そして地域で教える担い手として活躍をめざす堺サンドイッチキャンパスのプログラム「男・本気のパン教室」、5回目を開催しました。
今回も前回と同じレシピで塩パンとチョコチップパンの作り方を学びました。講師は引き続き、PAINDUCEの米山さんです。
自粛期間中の皆さまのお話
今回の講座は前回から半年以上経過しておりました。そのため、まずはじめに、皆さんに講座がお休みだった期間挑戦されたことを発表いただきました。講座で学んだことを復習されたという皆さんは、食パンやあんパン、メロンパン、ベーグルなど、お家時間で好きなパンを作っておられたそうです。「ある受講生が作った食パンをもらって食べたらとってもおいしかった!今日からまた自分もパン作りをしていこうと思う。」「10回以上同じパンを作り得意なパンができた!」「焼き加減がまだ難しい。」「家庭菜園の野菜を使ったパンを作ってみたい。」などお家時間でも楽しくパン作りをされて、新たな発見や挑戦したいことを見つけておられました。
塩パンとチョコチップパン
前回に引き続き、今回も塩パンとチョコチップパンを作りました。
しかし前回から半年以上挟んでの講座ということもあり、再度米山先生に工程を教えていただきました。
まずは生地作りからです。塩パンもチョコチップパンも生地は同じです。参加者の皆さんは、生地をこねる米山先生の姿を真剣に見てメモを取られていました。
パン生地の出来上がりをふっくらさせるには、よくこねることがポイントだそうです。よくこねることで、均一できめ細かい生地に仕上がり、気泡も少なく仕上がります。ただしパンによってはわざと気泡を出したいものもあり、その場合はこねる回数を減らします。フランスパンがその代表だそうです。
参加者の皆さんも、前回から時間が空いたとはいえ、慣れた手つきで生地をこねられていました。何度も机に生地をたたきつけた後は、伸ばした生地を横から優しく丸めていきます。こねた生地を伸ばし、先生に生地の質感を確認してもらったら、発酵させます。
米山先生の生地は発酵後とてもふっくらしています。参加者の皆さんもどのくらい生地が変化したか、実際に触り感触を確かめていました。
生地を塩パンとチョコチップパン用に分割して、形を整え、もう一度発酵させます。
塩パンは細長い円錐状にして、チョコチップパンは丸めます。
発酵した生地を、塩パンは細長い三角形に伸ばし、有塩バターを包むようにくるくる丸めながらクロワッサンのような形に成形します。その後、岩塩を振りかけて油を塗ってから焼いていきます。
チョコチップパンは、少し丸く伸ばした生地の真ん中にチョコチップを乗せ、チョコが外側に出ないように丸め、油を塗ってから焼きます。参加者の皆さんは、それぞれの工程の合間に、生地の水分量や、表面に油を塗る理由など、細かい質問を積極的にされていました。
焼きあがるのを待っている間、オーブンからバターの香りとチョコのいい香りがしてきて、出来上がりへの期待が膨らみます。
試食
早速出来上がった米山先生のパンを試食させてもらいました。「全粒粉が入っているからか、コクがある気がします。」と参加者のお一人から感想をいただきました。スタッフも試食させてもらいましたが、やはり焼きたては温かくてふんわりとしていて、大変美味しかったです。塩パンもチョコチップパンも皆さんから好評でした。参加者の皆さんのパンもとてもいい香りで美味しそうでしたが、本気で取り組んでいるからこそ、「やはり先生のパンは出来上がりがきれいだ。自分のパンとは比べ物にならない。」「チョコが外側にはみ出てしまった。塩パンの膨らみも足りないな。」と課題を見つけられていました。
久しぶりの開催となった『男・本気のパン教室』ですが、参加者の皆さんはモチベーションを切らすことなく、さらに熱心にパンづくりに取り組んでくださいました。
最終回は前回と同じ塩パン、チョコチップパンに加えて、同じ生地でベーコンエピに挑戦する予定になっています。どうぞお楽しみに!