「運動を楽しむ、歩く機能向上教室」実施レポート

\ おうちで気軽に楽しく参加 / 「楽しそう!」からはじまる健康づくり 「パソコン・スマホでフレイル予防教室」。 そのプログラムの一つ、「運動を楽しむ、歩く機能向上教室」では、おうちで参加できる運動教室を3か月にわたって開催しました。初回と最後の健康計測も含めすべてオンラインでの実施、講師には大阪府立大学 総合リハビリテーション学研究科 岩田教授と同研究室所属の大学院生のお二人が務めてくださいました。

フレイル予防に関する講義 12月14日(月)

初回は、講師の岩田晃教授の講義です。フレイル予防がなぜ必要なのか、どのような運動が効果的なのか、これから3ヶ月間取り組む運動についてお話しいただきました。 運動(活動)量が低下すると、運動しないので食欲が低下、それに伴い筋力の低下が進み、さらに運動しなくなるという循環に陥ってしまいがちです。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、運動(活動量)が減っていると自覚している参加者も多いようです。 このスパイラルを好転できるように、自宅にいながらオンラインで体操を行います。 体操には、筋力、柔軟性、速さ、リズムのトレーニングが含まれます。中には、リハビリテーションが専門の岩田研究室が開発し効果も出ている動きも取り入れられているよう。 最後に「体操や運動を続けていくことが大事」と岩田先生からのメッセージ。 そのためには「楽しさ」が重要です。 これから一緒に楽しく身体を動かしていきましょう!

オンライン健康計測 12月16日(水)~22日(火)

3ヶ月のプログラムの効果を検証するために、健康計測を実施します。会場に集って実施予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、急遽オンラインで開催。皆さんのご自宅に計測に使う簡単なキットを送付して、一人ひとりオンラインで計測しました。

オンラインで体操ver.1&参加者の一言自己紹介 12月23日(水)、1月6日(水)・20日(水)

オンライン体操教室は岩田研究室所属の大学院生、山本さんと小林さんが中心になり実施します。二人の明るい笑顔に皆さん和まれている様子。 「この動きはちゃんと効いてるのかしら」など疑問点をその場で聞くことができるのもオンラインならでは。集まって実施する日以外は、YouTubeにて共有している動画を見てそれぞれ自宅で取り組みます。 「楽しさが大事」と岩田先生からのメッセージにもあったように、体操を実施する以外にも2グループに分かれてグループ対抗のリレー体操など楽しめるアクティビティをご用意くださっています。 健康のために取り組んでいること、趣味などを一言ずつお話いただく自己紹介タイムも。 「よく食べよく動いて好奇心旺盛に生きたい」 「ハイキングクラブが活動停止してしまって運動の機会を探していた」 「去年、転倒してしまったことがきっかけ」など、参加の動機も様々です。 パソコン教室のボランティアをしていた、楽しいことを常に探しているんですという声などを聞くことで、次第に仲間意識も生まれて来ます。

オンラインで体操 ver.2&参加者の一言自己紹介 2月3日(水)・17日(水)・24日(水)

集まって行う体操は隔週での実施予定でしたが、参加者からのご要望もあり、間の週も自主練日として集まることに。また、週3回程度が目標だった自宅での体操についても、週5回以上、中には毎日取り組まれている方も多くいらっしゃり、みなさんの意欲的な様子に講師も事務局も驚いていました。 プログラム後半では皆さんにアンケートを取って、体操をバージョンアップ。「もっとできる」という声もあり、少し難易度は上がった様子。

講義 3か月のまとめ 3月3日(水)

ラストは岩田先生の講義です。3ヶ月間の体操を振り返り、今後も取り組んでいけるモチベーションを高めます。 さらなる健康のために適切な運動時間について、様々な動きを実施することが大事。そして、何より運動している以外の時間が重要なのだとか。 「座っている(寝転んでいる)時間が多いと、せっかく運動をしても効果がなくなってしまう」というPCの前に座っていることが多い事務局には耳の痛い言葉も。 日常生活の中で体操、運動を取り入れていきたいですね。

オンライン健康計測 3月3日(水)~5日(金)

2回目の計測は、皆さんスムーズにオンラインも接続できるようになっていました。山本さん、小林さんともすっかり打ち解けて会話がはずんでいるようです。 3ヶ月間実施していた体操動画は終了後も参加者の方は見られるようになっています。 これからも楽しく続けていきましょう!