Well TOKK 2020 Summer

健康お役立ち特集 夏に負けない カラダ想いの食材選び

薬膳
薬膳

「薬膳」って何?

体質や体調、季節や気候などによって食材の選び方や食べ方を変え、食事で健康を維持する方法のこと。実はすべての食材には効能があり、日常の食事も「薬膳」と言える。普段から自分の体を意識して日々の変化を逃さず、食材と調理法を上手に選ぼう。

毎日の食事が「薬膳」!

代表的な食材と特徴

ショウガ
ショウガ
体を温める作用があり、発汗を促進。生のショウガは、すりおろして冷ややっこやうどんの薬味として取り入れて。加熱や乾燥させたものは乾姜(かんきょう)と言い、体の深部を温める効果をもたらすので、冷え性の改善にも効果的。
ニンニク
ニンニク
数ある薬草や野菜の中でも、疲労回復効果が高いことで知られる。低下した胃の働きを高め、お腹の調子を整える作用があり、刻んだりすりつぶしたりして食べると効果がアップ。血行促進作用による冷え性の改善などにも、効果が期待できる。
シソ(大葉)
シソ(大葉)
免疫力を高める作用があり、花粉症やアレルギー症状に有効。発汗を促し、冷えを取ってくれる効能があるほか、魚介類の食中毒予防にも有効。独特の爽やかな香りは、気(エネルギー)を巡らせ、体のリズムを整えるのにも◎。
山芋
山芋
漢方では山薬(さんやく)と呼ばれ、元気を補う食材の一つとされる。疲れやすい、やる気が出ない、食欲がないなど、心身が弱っている時に取るのがおすすめ。頻尿など老化の症状にも有効とされる。
ナツメ
ナツメ
中国で古くから健康や美容に効果的な食材として、薬膳に多く用いられる。気と血を補い、胃腸の調子を整える作用や精神安定作用があるとされる。お粥や煮込み料理などに加えると取り入れやすい。
クコの実
クコの実
杏仁豆腐のトッピングとしておなじみの、ゴジベリーとも呼ばれる人気のスーパーフード。中国では「不老長寿の実」と呼ばれ親しまれており、眼精疲労の回復や美肌などの効能があるとされる。

夏におすすめ「薬膳」

発汗で失われるエネルギーを補って巡らせることと、冷えやむくみの予防を意識することがポイント。

エネルギー補給で疲労回復

ビールのおつまみにもぴったりなソラマメは、体力増強や疲労回復に効果的。水分代謝を活発にする作用もあるので、だるさやむくみ解消も期待できる。山芋やオクラなどのネバネバ食材もパワーの宝庫なので、おすすめ。

ソラマメオクラ
体を冷まして熱中症予防

夏が旬のトマトやキュウリ、ナス、ゴーヤなどの野菜や豆腐、そば、緑茶は、体の熱を取ってくれるので、熱中症の予防に有効。ただし、体を冷やしすぎると逆効果なので、取りすぎには注意して。

ゴーヤ豆腐
夏冷えにはスパイスを活用

冷たいものの取りすぎは、胃腸の機能低下だけでなく水分代謝も悪化させてしまうので、エネルギーを巡らせて体を温めてくれるスパイスを上手に取り入れよう。カレーはターメリックやウコンなどのスパイスがたっぷり入っているので手軽で◎。

スパイスカレー

教えてくれたのは

巡りごはん いろは 鍋谷みちこさん

自身と実母の闘病時に東洋医学に出合い、漢方や薬膳について学ぶ。この世界をもっと多くの人に知ってもらいたいとの思いでお店を持ち、薬膳インストラクター、食養生コーディネーターとして活躍中。

「家具や照明など、落ち着いた空間作りを意識しています。体と心に優しい料理を味わっていただいて、ぜひ漢方や薬膳に興味を持っていただきたいですね。」
(鍋谷さん)

巡りごはん いろは

野菜中心に旬の食材を使った料理をお膳スタイルで提供する、薬膳お粥カフェ。お粥は、ナツメとショウガからだしを取った基本のものと、月替わりの2種類。薬膳をおいしく身近に味わえる隠れ家的なお店として人気。

巡りごはん いろは
11:00~15:00(LO14:00)/不定休
☎ 072・648・5950
阪急茨木市駅下車 徒歩約14分
詳しくはホームページへ ≫

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Well TOKK vol.18 2020年7月28日発行時の情報です。

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